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相談支援専門員初任者研修に行ってきました!

講義4日間、演習2日間の計6日間に及ぶ「相談支援専門員初任者研修」というものに行ってきました。これが、なかなか良かったです。何が良かったのかというと、障がい者のサービス等支援計画を作る為の研修なのですが、講義4日間では様々な障がい、(発達、知的、身体、聴覚、視覚、精神、難病)の当事者の方達がお話ししてくれます。これが実体験に基づいたお話しなので、どの方達のお話もリアルに心に突き刺さってきました。また、サービス等計画を実際に作っている事業所の方達も事例を交えながら、どういうことに時間を割かなければいけないのか、困難に思っていることなどのお話もリアルですし、考えさせられます。ですから、次はどんな話が聞けるのかなと毎回の講義が楽しみでした。

 

次に2日間の演習では、ロールプレイやグループワークでの取り組みで、そのグループに福祉事業所のコーデイネーター役の方とサポーターという役割の当事者の方が一人ずつ入ってくれます。これまたいろいろと考えさせられましたし、グループの皆さんとの交流も楽しかったです。当事者であるサポーターの方の意見やアドバイスは非常にためになりました。

 

この様に内容の濃い6日間なので、実際にこれから行うであろうサービス等支援計画書を作りあげるところまでたどり着くのですが、最後はかなりバタバタな感じでした。そこのところもう少ししっかりやった方がいいんじゃないのかな?というのは唯一残念に思った感想です。

 

しかしながらこの研修で何を伝えたいのかは充分に伝わりました。「私たちのことを私たち抜きで決めないで」というスローガンからも伝わりますが、誰からの相談なのか、誰の為の支援計画なのか、この軸となるものをしっかり捉えて意識して進行していかないと思いもよらない方向に進んでいったり、全く意味のないものになったり、支援どころか災難を招く結果になる事もあるでしょう。私達の仕事には日々つきまとうものですよね。誰のため?

 

私が十数年前に重度知的障がい児施設に勤めていた頃、家に帰りたいという強い願いを心の中に秘めていた子供達の姿を目の当たりに見て、訪問の仕事に就いてこの子達の願いを一人だけでもいいから、ほんの少しでもいいから叶えてあげられる人になる!と強く思った初心を思い出させてくれた6日間の研修でした。

 

C.

公開日 : 2016-2-12 ホートンブログ

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