日常の介護についての事柄や悩みや質問をしたくてもなかなかできない……。
そんな声に私たちの経験が少しでもお役に立てたらと思い、YouTubeラジオチャンネルを開設しました。
１年数ヶ月前に足の痺れがしばらく続き、病院へ受診した『NoNoNo』さん。精密検査の結果、現在では根治する治療法がない病いに罹っていることを医師から告げられました。隣で手を握りながら告知を一緒に聞いていた娘さんの手に力が入った感触は今でも忘れられません。それからお互いにその事実に触れないよう、出来るだけ元気に振舞ってきました。 しかし、その後から現在まで、これまでに感じたことのない気持ちで毎日を過ごしています。 夜に寝るのが怖くて、気がつけば朝になっていることも。そんな『NoNoNo』さんに追い討ちをかけるように、先日の定期受診で医師からは、もう長くはないだろう、と。とてつもない絶望感に襲われ、身体から熱が一気に引いていく。自由に動かすことができず、自分の身体ではない感覚。自身の目からは少しずつ光が失われ、耳にはこれまでとても鮮明だった音が遠くの方で途切れとぎれに聞こえて……。 終わりの見えている人生が、これほどまでに辛いものなのか。
ご本人にはどうすることもできないその事実に悔しさをも感じているとおっしゃる『NoNoNo』さん。
「今の私の思いを吐露する投稿で申し訳ない気持ちです。ごめんなさい。」
投稿の最後にこんな一文を綴っています。
お便りを下さったこと、心より感謝しています。本当のお気持ちはご本人にしか分からないかもしれません。私たちから気軽に言えることはひとつもありませんが、こうしてなかなか言えない思いを伝えてくださったことはありがたいですし、何よりこのホートンの番組がご自身のお気持ちを伝える場になるのなら、私たちも嬉しい限り。だから「ごめんなさい」だなんてとんでもないです。
それに視聴者の中にも、進行性の難病を患い、『NoNoNo』さんと同じような瞬間を生きている方もたくさんいらっしゃるはず。その方たちのためにも、どうか臆せず、自分のお気持ちを投稿というかたち伝え続けてほしいです。私たちは応援することしかできませんが、とにかく諦めないでください。
【パーソナリティー】
齋藤智恵子 齋藤信弥 中野朋恵
番組では皆さんからのお悩みやご相談やリクエストなどをDMにてお待ちしております♪
https://www.horton-care.jp/letter/
