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見る人15 ~ M’s日記 「原風景と未来の私」

平成最後の夏がやってきた。平成生まれの私としてはちょっぴり寂しい。もしもの話ではあるけれど結婚して子どもが生まれたら、「あの頃は楽しかったよ」と、楽しい話を聞かせてあげたいと思う。楽しい話をしてあげられるような、毎日を過ごしたい。将来の想像をしてみると、「縁側で風鈴の音を聴きながら、家族でスイカをほおばるようイメージが湧いてくる」。それを聞いた友人たちは、趣味が渋いねとか、昭和顔だねとかよく言うけれど、なんだか否定できない。平成生まれなんだけどな(笑)

 

「夏になると、宿題の多さに嫌気がさして遊んでしまう」ではなく、忠実なくらい、毎日の歯磨きカレンダーも、100ます計算も漢字ドリルも必死にやっていた小学生の頃を思い出す。何かが欠けているという状態がイヤで、忘れ物もしないように細心の注意を払っていたから、クラスで忘れ物しなかった人に贈られる賞をもらったことがあるくらいの徹底ぶりだった。あの時、私は頑張れば成果が出る、頑張れば何かが叶うというような思いを抱くようになっていた気がする。範囲が決まっていた漢字テストではよく満点が取れていた。

 

いつからだろう。頑張っても、結果が出ない、誰からも認められない。そんな状況を経験したのは・・・。

 

以前父から言われたことがあった。「頑張ったかどうかを評価するのは、自分じゃない。他人が評価するものだ。」と。それ以来は、自分で「頑張った。」と、ほとんど言わなくなった気がする。習慣的に自分に言い聞かせてきたからだと思う。でも、自分だって頑張った!と思うことがある。その時は素直に自分を褒めることもある。来年から社会人になる。頑張ったって結果が出ないというのは当たり前。それでも仕事をする中で、わくわくするような瞬間をたくさん作りだしていきたい。成果を出したい。そのためにはつらいこともたくさん乗り越えなければならない。

 

働くということは、頑張っておわりではなくて、頑張った先の結果に責任を持つことになるのだろうか。働き始めてからではないと、分からないことがたくさんあるのだろうな・・・。

 

平成最後の夏、遊びつつも、働く前の準備期間としたい。さあ、暑さに負けず頑張ろう。

公開日 : 2018-7-31 ホートンブログ

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